用途:屋内外木部
ログハウス、ラティス、ガーデンファニチャーなどのガーデニング材の木部、窓枠、戸袋、羽目板、門扉、木戸、下見板、軒天井、板塀などの屋外木部
※ 薬剤成分を含んでおりますので頻繁に肌に触れる箇所には使用しないでください。
※床、デッキ等は摩耗により塗膜の劣化が早くなる場合があります。
特長
トルエン・キシレンなどを含んでいないため、生活環境、作業環境にやさしい塗料です。
灰色化(暗色化)した状態の上からの塗り替えにも対応できます。
塗膜は柔軟性に富み、木材の伸び縮みに順応できるため、長期にわたり屋外暴露されても塗膜のワレ・ハガレをほとんど生じません。
各色を混合し、自由な色に調色可能です。#101 レジューサーで濃淡を調整することもできます。
灰色化した木材への隠蔽力比較
水性ニューボンデンでエイジング塗装
エイジング塗装とは、塗装により経年変化を表現しアンティーク風に
仕上げる工法です。
店舗やテーマパークなどで使用されることが多いですが、近年は一般住宅においても人気があります。
使う木材の種類や状態で仕上がりが変わるのもエイジング塗装の特長です。
水性ニューボンデンその他の特徴
防蟻性能評価結果
No | 試験体 | 平均質量 減少率(%) |
平均死亡率 死中率(%) |
---|---|---|---|
1 | 無塗装 | 35.6 | 11 |
2 | 水性ニューボンデン | 1.7 | 85 |
3 | 他社水性木材保護塗料 | 13.6 | 18 |
4 | 他社油性木材保護塗料 | 5.1 | 33 |
1.初期防蟻性能評価
<評価方法>
JISK1571に準拠して実施した。なお、1試験区は3反復で行った。室内防蟻試験は、薬剤無処理の質量減少率が20%以上であるときに試験が成立し、薬剤(塗料)処理区の質量減少率が3%未満であるとき、防蟻性能があるとする。
防藻性能評価結果
No | 試験体 | 培養日数 | |
---|---|---|---|
7日 | 28日 | ||
− | 無塗装 | 2 | 2 |
1 | 水性ニューボンデン | 0 | 0 |
2 | 他社水性木材保護塗料 | 1 | 2 |
3 | 他社油性木材保護塗料 | 0 | 2 |
<判定基準>
0:試験片の接種した部分に藻の発育が認められない。
1:試験片の接種した部分に認められる藻の発育部分の面積は、シャーレ面積の1/3を超えない。
2:試験片の接種した部分に認められる藻の発育部分の面積は、シャーレ面積の1/3を超える。
防虫性能評価結果
(公益社団法人 日本木材保存協会規絡JWPAS-IW(2011) 木材防虫剤の性能規準及び試験方法を参考)
No | 試験体 | 孔数 | 抑制率(%) |
---|---|---|---|
1 | 無塗装 | 5 | ー |
2 | 水性ニューボンデン | 0 | 100 |
3 | 他社油性木材保護塗料 | 0 | 100 |
1.防虫効力性能評価
<評価方法>
供試木材に各供試塗料を規定数処理し乾操させた。ろ紙を敷いたプラスチック容器に塗料を塗布し供試木材を置き、そこにヒラタキクイムシ成虫20頭を供試し、約3ヶ月静置させた。静置後、供試木材を外側から観察し、脱出孔数、脱出成虫数をカウントした。反復は2回とし、その平均値を求めた。また、塗料を塗布しない供試木材をブランクとして同時に試験を供した。なお、今回の試験では、3ヶ月後でもブランクから成虫の羽化が認められなかったため、そのまま試験を継続し、ブランクから成虫の発生が認められた7ヶ月後に観察を実施した。
防カビ性能評価結果
No | 試験体 | 培養日数 | ||
---|---|---|---|---|
7日 | 14日 | 28日 | ||
1 | 無塗装 | 2 | 2 | 2 |
2 | 水性ニューボンデン | 0 | 0 | 0 |
3 | 他社水性木材保護塗料 | 0 | 0 | 1 |
4 | 他社油性木材保護塗料 | 0 | 0 | 1 |
1.初期防力ビ性能評価
<評価方法>
菌糸の発育 | 評価値 |
---|---|
試験体に力ビの発生が全く認められない | 0 |
試験体の上面の面積の1/3以下にカビの発育が認められる | 1 |
試験体の上面の面積の1/3以上にカビの発育が認められる | 2 |
防腐性能評価結果
No | 塗料 | カワラタケ | オオウズラタケ |
---|---|---|---|
質量減少率(%) | |||
平均 | 平均 | ||
1 | 無塗装 | 16.4 | 7.0 |
2 | 水性ニューボンデン | 9.9 | 3.7 |
3 | 他社水性木材保護塗料 | 17.5 | 10.2 |
1.初期防藻性能評価
<評価方法>
JISK1571に準拠して実施した。
室内防腐試験は、薬剤無処理のカワラタケの質量減少率が15%以上、オオウズラタケの質量減少率が30%以上であるとき試験が成立し、薬剤(塗料)処理区の質量減少率がいずれの菌でも3%未満であるとき、防腐性能があるとする。
撥水効果
水性ニューボンデンの使用を考えているお客様へ
水性ニューボンデンはニューボンデンDXと同様に動物小屋等々に使用しないで下さい。
弊社木材保護塗料「水性ニューボンデン」「ニューボンデンDX」共に防蟻、防藻性能を有しているのでシロアリに対する薬剤効果、藻に対する薬剤効果を持たせたいと、お考えのお客様にはおススメの商品となっております。
使用方法
- 使用する前にフタをしたまま容器を逆さにした状態でよく振り、十分撹拌してください.
- 原則として原液でご使用ください。水性ニューボンデンを水で薄めると薬剤効果が低下します。色を薄めたい場合は水性ニューポンデンレジューサーを使用してください。
- 水性ニューボンデンレジューサー単独での外部への使用は着色仕上げに比べ耐候性が落ちるため避けてください。
- 木材の種類や吸い込みによって仕上がりの色が異立りますので、あらかじめ試し塗りをして確認してください。
- マツ、杉などの吸い込みムラや塗りつぎムラが出やすい針葉樹や材質の柔らかい木材に塗装する場合は、水性ニュボンデンレジューサーを下塗りしてから有色を上塗りしてください。
- 塗装面のゴミ、油分、カビ、ワックス等は必ず取り除いてから塗装してください。
- 旧塗膜への重ね塗りは十分に研磨を行ってから塗装してください。
- 工程表に記載された塗布量や乾燥時間は目安です。素材の状態、気温、湿度によって変化します。
- 気温5℃以下、湿度の高いとき(85%以上)、木材の含水率が高いときには塗装しないでください。
- 低温時、多湿時は乾燥が遅くなりますので、ご注意ください。
- 使い終えた刷毛や用具は、水で洗ってください。
保管と廃棄
- 子供の手の届かない所に保管し、誤飲、誤食をしないようにしてください。
- 残塗料、廃液は下水・河川等に捨てず、中身を使いきってから捨ててください。
- やむを得ず塗料を捨てるときは、新聞紙に塗り広げ、乾いてから一般ゴミとして捨ててください。
取扱上の注意
- スプレーによる吹付けはしないでください。
- 取扱中は塗料ができるだけ皮膚に触れないようにし、保護手袋・保護メガネ等を着用してください。
- 塗装中、乾燥中ともに換気をよくしてください。
- カビの発生、退色につきましては素材の影響もあり、保証する限りではありません。
- 食器棚、玩具、動物小屋、温室等の木材には使用しないでください。
- 屋内で頻繁に肌に触れる箇所には使用しないでください。
- 表示の用途以外には使用しないでください。
- 使用前も、使用中もよくかき混ぜて中身を均一にして使用してください。
- 塗装作業後は、直ちにハケや容器を水で洗浄してください。
応急処置
- 目に入った場合は、多量の水で十分に洗い、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
- 皮膚に付着した場合は、せっけん水で洗い、痛みや皮膚に変化があるときには医師の診察を受付てください。
- 誤って飲み込んだ場合は、無理に吐き出そうとせずにできるだけ早く医師の診察を受けてください。
- 気分が悪くなった場合は、作業を中止し空気の清浄な場所で安静にしてください。
※詳しくは、SDS(安全データーシート)をご覧下さい。
実績写真
寺院 水性ニューボンデン #103 チーク
商業施設 水性ニューボンデン #107 マホガニ
松山城 水性ニューボンデン #112 ブラック
サービスエリア施設 水性ニューボンデン #102 メープル
えびのエコミュージアムセンター 水性ニューボンデン #111 ウォルナット
ログハウス 水性ニューボンデン #116 エロー